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2025-09-27

未来は誰にも分からない

誰が総裁になっても、
街のショーウィンドウに映るのは
値札の重たさと
小さな暮らしのため息。

配られたお金は
春の雪みたいに
一瞬で溶けてしまうけど、
賃金の芽吹きを待つ時間稼ぎ。

円安の夜には
外国へ流れてゆく富の影を追い、
円高の朝には
懐かしいデフレの風が吹く。

未来は
水平線の向こうに霞んでいて、
1年後も2年後も
誰にも描けない絵のよう。

それでも
株や不動産に揺れる街並みを眺めながら、
私たちは
「普通の世界」を夢見て歩く。

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