誠建設工業グループ
Blog
ブログ
2025-10-24
季節の変わり目、クローゼットの奥でひっそりたたずむのは、かつての“お買い得”たち。タグも記憶も薄れたユニクロのTシャツ、綿パン、フリース……。彼らは毎回、衣替えのたびに「断捨離ノミネート」の常連としてリスト入りする。
安いからと気軽に手に取った1枚が、気づけば色違い3枚。これぞ「安物買いの銭失い」のリアル版だ。ツルヤのバーゲン品も似たような運命だが、こちらは“定価が高かった”というだけで、まだ延命措置中。値段の魔力とは恐ろしい。
家計も心もリーマンショック時並みの節約モード。財布のひもは固くなったが、物への未練は意外としぶとい。秘密基地の奥に眠る“いつか使うはずだったモノたち”も、いまだ静かに主を待っている。
「5年後に大ナタを振る」——そう決意するが、5年後にはまた別のノミネート候補が増えている予感もする。断捨離とは、結局、人生そのものの棚卸しなのかもしれない。
